信号機の色は、横に並んでいるときは、外側から、赤、黄、青と並びますが、実際の色は、青ではなく、緑です。何故そのように呼ばれるようになったかというと、歴史的な背景や文化的な要因があるようです。
日本語には、もともと色の名前が少なかった時代があり、青と緑を明確に
区別する言葉が存在していませんでした。青葉は、緑色の葉のこと、青りんごは、緑のりんご、青竹は緑色の竹のことを指します。
緑は、安全や安心感を与えるため、ホテルや映画館など、緊急事態が起きた時の出口として、非常口という出口がありますが、その色に緑が使われます。花の色として、緑は珍しい色です。葉っぱの色が緑が多いため、昆虫や鳥などの受粉者を引き付けるために、同じ色ではない目立つような色になったと言われています。もちろん、全くないわけではありません。受粉者に頼らないで増やす花は目立つ必要がないので、緑でも生き残れるそうです。